9月も終わりを迎えます。
令和2年9月から始まった北海道生活も5年目に突入。
北海道での教員生活も、もうすぐ丸2年になります。今の職場でもなんとか自分の立ち位置を確保して、
「人のお役に立てているかな」
という自覚も持てるようになりました。
残念ながら、毎日の学校生活の中で起きる出来事を紹介することは、コンプライアンス的にもできません。プライバシーがありますからね。
でも、実際には毎日たくさんのドラマが繰り広げられています。
とりあえずお伝えできることは、僕は毎日笑顔だということです。
これまでの自分の経歴は、ものの考え方や普段の立ち居振る舞いに大きく影響しています。
そんな今の僕を形づくっている大元(おおもと)は、
「この人ステキだね」と思う憧れの気持ちと、そこから始まる「自分もそうなりたい」と願う気持ち。
そして逆に、「この人マジで最悪」、「ああはならないようにしよう」と思う気持ち。
自分にとっての「教師と反面教師」です。
またこれは、これまでに同じ職場で勤める若手の先生にも、
「自分にとっての教師と反面教師を見つけるといいよ」ってアドバイスにしたりもしてきています。
というわけで、「教師と反面教師」というシリーズで思うことをいくつか紹介します。
教師と反面教師その①は…
そもそもなぜ先生になろうと思ったか。
「先生になろうと思ったきっかけ」です。
僕が教職を志すきっかけとなったのは、中学校1年生の時の担任の先生との出会いだと思います。仮に「あ」先生としておきます。
あ先生は若い男性教師で、理科の授業を受け持っていただきました。そうです、理科教師です。
僕は小さい頃から、「なぜだろう?」が、気になる子どもだったので、そもそも理科は好きで得意にしていました。
自分が興味を持っている教科で、自分の知的好奇心を満たしてくれる人。
そりゃあ惹かれるものがありますよね。
自分の興味のある分野を自分よりも詳しく知っている。そんな先生に認められたいという感情が理科への興味を加速させます。
そんな先生が、生徒思いでなおかつおもしろいとか、最高ですよね。
残念ながらその先生はその1年で金沢へ異動になりました。もともと金沢の人だったんですよね。
離任式の日、みんな大泣きで見送ったことは35年経った今でも覚えています。
こんなステキな出会いのおかげで、
学校の先生ってステキだな。
って思ったことが、僕が教職を志すスタート地点でした。