たずねる札幌市三連発第三弾!
羊ヶ丘展望台に来ました。ここは北海道の有名な観光地のひとつ。
見てくださいこの雪原!めちゃくちゃキレイでしょ?ここは夏場は牧草地なんですよ。
では。終了!
…いやいやいや…違う違う…
実はここは僕のふるさとと、ちょっとしたつながりがありましてね。文字通りたずねて来ました。
そのつながりとは?
ババーン!
そう!ここ「羊ヶ丘展望台」には「BOYS BE AMBITIOUS」の言葉で有名な、クラーク博士像があるんです。
実はこのクラーク博士は石川県出身なんです!
…いやいやいや…違う違う…
この「丘の上のクラーク」の作者である、「坂 坦道」氏が石川県能登町(旧内浦町)出身、同郷なんですよ。それを年末に知って(思い出して)、会いに来たわけです。
もはや坂氏に会いに来たと言っても過言ではない!
こちらは像の右手の試作品らしい。みんながまねするあのポーズですよ!
というわけで、坂氏の足跡をたどれたので満足です!
クラ「あの…私には注目してもらえない感じですか?」
竹「わかってますわかってます。大丈夫、忘れてないから。」
「でも」なんですよ。
先日、クラーク像と能登町(坂 坦道氏)との関係を知人に話したところ、
「クラーク博士って何をした人?」って話題になったんです。
あ〜、そうきたか?と思いましてね。
みなさんは知っています?クラーク博士ってなんの博士って。
知らないあなたに、はい!クラーク記念館。クラーク博士がどんな人か気になる方のために、クラーク像の側に記念館がありましたよ。
「北海道開拓の父」と呼ばれる、ウィリアム・スミス・クラークはアメリカの教育者。化学、植物学、動物学の教師。
札幌農学校(現在の北海道大学)の初代教頭(実質的には校長)なんだそうです。
明治政府の要請を受けて、北海道の開拓、農業教育の普及に尽力された方なんですよ。
また、クラーク博士はキリスト教の信仰が深い方でもあります。この建物は協会ですね。
僕がここに来たのは偶然か?必然か?
数々の資料を見ると、グッと引き込まれるものがあります。
教育に携わる者として心が動きます。自分が信じていることを後押ししてもらっている気持ちにもなります。
クラーク博士が北海道に滞在したのは約9ヶ月間。
「BOYS BE AMBITIOUS!」
の言葉は、クラーク博士が北海道を去るときに学生に贈った言葉だそうです(諸説あり)。
たったの9ヶ月の間の滞在にもかかわらず、今なお多くの人に知られ、また、影響を与えている博士の功績は計り知れないものとなっていますね。
(帰りの車で…)
竹中「石川と北海道って、結構縁があるよな〜。以前紹介した中谷宇吉郎先生も石川から北海道大学だしな〜(車の中でひとりごと)。」
竹中「そういえば、以前行った『幸福駅』は福井県の人が開拓した町だったし、エスコンフィールド北海道ができる『北広島市』はもともと広島県から入植した人達が拓いたんだよな〜。」
ここで浮かび上がる疑問!
竹中「そういえば石川県民って北海道の開拓には関わってないのかな?」
と思って調べてみたら?
な、なんと!
驚きの数字が!?
明治政府のもと、北海道に入植した屯田兵の数は!?
『石川県 404戸2301人!』
どっひゃ〜。まさかの都道府県別で第1位!これはビックリだ!
石川県と北海道って縁が深いんじゃん。これ、もうちょっと調べてみようかな?
※屯田兵…遠隔地に派遣され、平時は農業や開拓事業に従事する傍ら訓練を行い、戦争が始まると軍隊の組織として戦うことを目的とした土着兵のこと。