石川県外にいる友人達に、ふるさとの名所を教えたい!
ということで、石川県能登町にある恋路海岸をご紹介。一部他の記事とも内容がかぶるけどそこはカンベンな。
松波から珠洲方面へ、海岸通りを走ります。並行して主要道路が走っているので、交通量は少ないです。
案内はいくつがあるので、見落とす事は無いと思います。
正直に言うと、なんの変哲もない海水浴場です。紹介したいのは「恋路」という名前の由来となった物語。
木郎村の助三郎と多田の鍋乃。鍋乃を横恋慕する源次が、二人の逢瀬の目印となる灯火を崖の外れに置いたことで、助三郎は帰らぬ人に。鍋乃は助三郎のあとを追って身を投げるという実は「悲恋物語」。
毎年7月の海の日の前日には、この伝説にちなんで恋路の火祭りが行われています。大松明の炎が夜の海を赤く染めるところが見どころ。
と、言うのが小さい時の記憶。現在は近くにハート型のモニュメントがあり、この鐘を鳴らすと恋が成就すると言われています。
のと鉄道 能登線が存続していた時は隣の「松波駅」で記念キップが売られていました(恋路駅はもともと無人駅)。
現在は恋路駅から500mぐらい珠洲市側にある「宗玄酒造」さんで購入可能です。
僕の中では北海道の「愛国から幸福ゆきの切符」ぐらい有名なものだと子供の頃は思っていました。違うのね…
さて、現在の恋路駅はどうなっているのでしょうか?
たしか僕の記憶では能登線廃線後、レール等は一度撤去されたはず。
観光用のトロッコ列車を作る時に再敷設したのかな?
トロッコ列車は予約制のようです。
今となっては過疎化も進み、石川県民であっても恋路駅の存在は知らないのではないかな?
決して大観光地にはならないけど、僕には記憶に残っています。