週の始まり月曜日。
朝、起きてみると…ん?妙に暖かくないかい?これは!?
今日は天候に関するイベントがある予感!仕事に行く前に天気予報をチェックだ!
天気図を見ると…ふんふんなるほど…やっぱりね!
今日は
『仕事途中で荒天帰港になる』
と予想!その根拠とは?ポイントはコレ!
「寒冷前線」
今日の日中に寒冷前線がこの地域を通過しそうなんですわ。
中学2年生理科で学ぶ「寒冷前線通過」のポイントは…
- 気温が急激に下がる
- 風が南よりから北寄りに変わる
- 短時間に激しい雨
- 突風や雷を伴うことも
- 気圧が下がる
なんですよね。
この天気図からいくと、寒冷前線が通過するのはお昼前後かな?どれどれ…
ほほう。
なるほどなるほど。
気圧に関するデータはここにはありませんが、それ以外は寒冷前線通過のポイントがバッチリ表れていますね。
そして「北西の強い風」は、この地域の漁師さんの間では海が荒れるサインでもあるので、「お昼前後に荒天帰港」という予想をしたわけです。さてさて正解は!?
(10:30ごろ)
同僚「急にヒヤッとしてきたな〜。雨来るぞ。」
竹「荒天帰港にならないっすかね〜?」
(10:50ごろ)
同僚「だいぶ波も出てきたな〜」
竹「荒天帰港にならないっすかね〜?」
この頃になると風が強くなり、船上でふらつくことも。
(11:55)
作業を切り上げ、帰港開始!
おお!おおよそ予想通り!科学の力って素晴らしい!
誰だ?「理科って社会に出てからなんの役に立つん?」って言ってたやつ(ドヤ)!
と、ドヤっていたのもつかの間、
「ビュォー」「ザバーン、バッシャーン」「バチャバチャ」「ビチャビチャ」
今日乗っていた船は他の船よりほんの一回りほど小さい。その結果、風・波の影響をもろに受け、とんでもない様子!
ぐわんぐわん揺れる船体、上下左右、キリモミ状態!
ホタテ船に乗りはじめて以来、最大級の荒天っぷりでした…
「ああ、みんなにも見せたかったなぁ」と思えるのは無事に帰って来れたから。無事で良かった…
温泉と、特製味噌野菜ラーメンでキンキンに冷えた体をあっためて、明日に向けて体を休めます。
今まで生きてきた中で「風」を特に意識したってあまりない。意識したのは、「風が強いね」とか会話の中に出てくる程度。あとは自転車に乗ってる時に「向かい風しんどいな~」くらい。風向に注目するなんて意識はこれっぽっちもなかった。
自然を相手にする仕事だから、風にも波にも気を配るようになる。
そこに「中学校の理科の知識」が役に立つって、すごいことじゃない?
と、元理科教師は思うのです。