先日、高校の同級生から荷物が届きました。ありがたいですね。
中身はなんだろう?ワクワク! っ!
これは!?
杉…与…?
箱の裏を見ると!
杉野屋与作の文字が!
これは「スギヨ」の直営店(と、オンラインショップ)!(僕のブログを見てくださっている方ならご存知ですよね?)
商品名「加賀おでん」。
もともと金沢の方を中心に、おでん屋さんが多かったけど、数年前から「金澤おでん」という形で知名度がさらに上がっているんですよね。
そしておでんといえば、いろいろなおでん種があってどれを選ぶか楽しみな食べ物。
そのおでん種で欠かせないのか練り物。そして、練り物といえば「スギヨ」やでぇ。
一食分ずつオサレな包装。湯煎またはレンチンであっという間に食べられますが、僕は小鍋に移す派。だって、雰囲気も大事にしたいじゃん。
蓋を開けると湯気がふわ〜っ。同時においしいにおいが伝わってきます。これは期待!
はい!おいしそう😊。
おでんといえば大根!という方もいらっしゃるでしょう。味、染みっしみでうまぁ。金澤おでんには地元産の源助大根という定義もあるとかないとか。
みんな大好き卵。以前、よく行くおでん屋さんに遅い時間に行ったことがあって、鍋の底の方に隠れた卵を見つけ出してもらった時の幸福感ったら…おばちゃん元気かな?
昆布。お出汁を取るためと思いきや、おでん種としても立派に成立するところが昆布のポテンシャルの高さですよね(ですよね?)。
とまあ、ここまでは普通のおでんでもおなじみなのだが、ここからが「加賀おでん(金澤おでん)」の本領発揮!
車麩。輪っか状のでっかいお麩ですね。金澤おでんならではのおでん種じゃないでしょうか。
おっと!写真を撮ってたら重みでちぎれちゃった。ってくらいふわっふわ。
これがね、これでもか!ってくらいお出汁を吸っててうまいんだ。
お出汁を一杯吸った車麩を白ご飯の上に乗せて食べるのもうまいんだよなぁ〜(お行儀悪くてすいません)。
赤巻。赤と白のうずを巻いたかまぼこ。赤巻は正月のお雑煮にも使われるイメージ。
おでんって茶色と白のイメージないですか?赤巻は味はもちろん、明るい印象も与えてくれます。
そして、個人的第一位はちくわ。そしてスギヨといえばちくわ。
「お、お前はもしかして…ビタミン生ちくわなのかい?」と問いかけてしまいたくなります。
夕方お腹をすかせて家に帰り、夕食前に冷蔵庫の中の「ビタミン生ちくわ」を勝手に食べて母ちゃんに怒られる、という子供の頃の思い出をしっかり脳内再生させてくれる一品です。
おっと。誰も共感せんわ!こんなエピソード。
それでもおでん種には欠かせないと思いますけどね。カツオや昆布の出汁におでん種、特に練り物から出てくる味が加わって「おでん」として完成しますよね。
そのお出汁は決して自己主張が強くなく、それでいておでん全体をうまくコーディネートしている感じ。
こんな人になりたいですよね。
暑い夏。フーフーしながら熱いおでんというのもなかなか。冷たく冷やした日本酒も進みました。
離れていても、ふとした折に石川のことを思う。今回は「加賀おでん」をご紹介しました。