先日来、何度か近くの小学校におじゃましています。ボランティアとして行くので、校舎内の写真を撮れないのが残念ですが…

校舎に一歩足を踏み入れると、パッと目に入ってくるのが、色とりどりの掲示物。

(画像 photoAC)

児童が書いた絵や習字、図工で作ったと思われる工作などもありました。力強く、紙をはみ出す勢いで書いてある習字や、「これは何だろう😊?」と思わせる造形物も、その子にとっては立派な作品。

試行錯誤の跡がよく感じられて、とてもステキに映ります。大げさかもしれませんが、生きている実感があるんですよね。

子どもの書いた文字、絵や作品には人の心を動かす力があります。

さて、以前「つたえる」として、『Let’s〜の声かけ』について書きました。

つたえる①『Let’s〜の声かけ』はコチラ☆!

「生徒のダメなところを指摘する」

ことで、生徒の自己肯定感を下げてしまう指導が(最初は)多かった僕ですが、プラス言葉が持つ力を実感するようになってからは一転!

どんどんプラス言葉を投げかけるようになりました。すると、次の課題が見えてきます。

『学級、学年、学校自体にプラス言葉を更に広げるためにはどうすればいいか?』

…言葉はすぐに消えていくもの。いつでも、何度でもプラスの言葉を浴びさせようとするために、掲示物の力を借りるという方法をとりました。

具体的なお話をすると…

4月、新しくクラスを受け持った時には、割と早い時期に、

『友達に紹介したい曲の歌詞、名言、漫画のセリフ〜プラス言葉のメッセージ〜』

の掲示物を生徒に作ってもらいました。

(当時の写真は無いので再現しました)

色々な色の紙、飾り切りパンチ、のりやはさみを準備し、あらかじめ図書館司書の先生には名言や金言に関する本を準備しておいてもらいます。

「必ず1人1枚以上」

という事以外は特に決まりはありません。自由にリラックスして作れる場を提供します。

このおしゃべりしながら作業しているゆる〜い時間の雰囲気もまた、いいんですよね〜。

さっさ〜っと終わらせる子もいますが、色ペンを使ってカラフルにしたり、イラストを付け加えたり、「いくつ作ってもいい?」と聞いてくる子もたくさんいました。

ちょっと自分に自信を持てない生徒も、図書室の本からの引用も認めているので、必ず1枚作ることができます。

そして、出来上がった掲示物は廊下の窓の自分の好きなところに貼ってもらいます。

毎朝、毎日、学校に来たらいつものところにいつもプラスの言葉が迎えてくれるというわけです。

先生がパソコンなどでキレイな印刷物を掲示するのもいいのですが、生徒が自分たちの手で作った掲示物の方が間違いなく注目度が高いのです。

僕が教員生活を通して学んだことは、

人の心を動かすのは、結局のところ人の心(まごころ)であるということ。また、

生徒に一番影響を与えることができるのは、先生や親ではなく、生徒(友達)であるということです。

自分が興味を持ったものは、押し付けられたものよりも素直にすっと心に入ってきます。

また、自分の書いたものを誰かが見てくれたら

『自分自身(や自分の考え)を認めてもらった』

ように感じることができます。

結果的には、「先生一人が頑張る」よりも、はるかにたくさんの『ポジティブ・スピーカー』がたくさんのプラスの言葉を広げ、

『プラスの言葉があふれた空間』を作り出してくれたと思っています。

もちろん、この方法だけでプラス言葉のシャワーになるわけではないですが、いろいろなタイミングで、いろいろなパターンで子ども達どうしのメッセージ交換ができると、きっと効果があると思いますよ😊。

やってみよう!

(以下、連絡事項になります。)

(ちょっとタイミング逸しましたが、
おめでとう!)

アップが遅くなっちゃいました。ごめんなさい。みんなが頑張っているのは届いていますよ😊

おめでとう!