(タイトルはいいとこさがし)

僕は中高理科の教員免許を持っているので基本的には理科の授業を担当しています。

肝心の授業の方ですが、実は最初や最後にちょっとだけ遊びを入れることが多い。

絵しりとりとか、リズム遊び的なものとかを入れて、

「よし!じゃあ授業も頑張るか!」

「次の時間は頑張れよ!」

とかの言葉かけをするようにしています(なりました)。

入学式後、出会った直後で子どもたちとの人間関係ができていない時や、普段担当していないクラスに補欠で入る時なんかもそうですね。

「であう⑲リモート授業」の記事はコチラ。
はたらくこと(R4.12.5)の記事はコチラ。

令和4年に行ったリモート授業や、先日紹介した同年12月の中学生向けのお話の入りもここから。まあ、空気づくりです。

以前にもこの写真使ったからわかるかな?

北海道に来て芝桜というものを知ってからはそのバリエーションが増えました。

答えはナイショ。1つじゃないよ。

これが結構楽しい。

早くに見つけて得意げな生徒もいれば、まわりの「あった!」「わかった!」の声に焦る生徒もいる。

この活動のねらいは2つ。

1つは子どもたちの自然な会話、話し合いのきっかけをつくること。

わかった子は教えたい、わからなかった子は知りたい。ここがうまくかみあうので、そうしたら

「指さしたり、直接答えを教えるのじゃなく、例えば写真の右半分とかってヒントをあげて」

と、追加指示を与えると、子どもたちは上手にヒントを出し、教えられた方はヒントをたよりに答えにたどり着きます。

そしてそれが結果的に、教え合いや学び合い、果ては人間関係づくりにも繋がったりします。

もう1つの狙いは、ラッキーシンボルを探す事でポジティブさがしの意識を持ってもらうこと。

ポジティブなものを見ようとするか、ネガティブなことを見ようとするかはホントは自分で選ぶ事ができる…んだけど、ポジティブな集団に所属しているとポジティブに、ネガティブな空気感の中にいるとネガティブにフォーカスしてしまいがちになります。

朱に交われば…ってやつです。

これまでの経験上、荒れているクラスや指導が入りにくいクラスは、過去にに先生や親などの大人から集団に対するダメ出しを多く受けていて、その結果子どもたち同士もあら探しやダメ出し、足の引っ張り合いをしてしまっている事が多いです。

「注意される」→「自己肯定感下がる」→「ネガティブさがしの目線が強くなる」→「人のあら探しをして注意する」→「自己肯定感下がる」→…

完全に負のスパイラルに入ってしまっていることもしばしば…

そんな子どもたちが持つあら探し、ネガティブ探しの目線をポジティブ探しの目線に変えるきっかけづくりに役立ったりします。

感性が柔らかい子どものころならばなおのことです。

また、大人に対しても実は同じようなことがあります。

年端を重ねてきた僕は、メンタル的に弱っている人から相談を受ける時が時々あります。

正直なところ、本当にどん底まで弱ってしまった人には、なかなか効果的な言葉はかけられていないと思います。

心のエネルギーが下がってしまってると、自分に対するダメ出し、自分のだめなところさがしのスパイラルに陥ってしまっている場合があります。

そんな人には美味しいもの、キレイなもの、いいにおいや、好きな音楽を勧めたり、一緒それを経験しにいったりするようにしています。

相手が子どもであろうと大人であろうと、僕が普段から心がけているのは、予防的な意味合いで、ポジティブさがし・いいとこさがしの種を撒くこと。

本当は事が起こる前にやっておく事が大事です。

事が起こってからでないとなかなか理解ししてもらえないのですが…

最近、世の中的に人のダメ出しやあら探しの傾向が強くなっていませんか?

そんな時だからこそ「いいとこさがし」もっと広まってほしいなぁ。

手遅れになる前にね。

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