今日は3月11日。石川県小松市の市立中学校十校の卒業式の日。

本日、卒業を迎えた卒業生のみなさん。このたびは本当におめでとうございます。

〇〇中学校第75期生、63名のみなさん。

どんな顔で、どんな気持ちで卒業証書を受け取りましたか?

1年半前よりも少し大人っぽく、それでもきっと晴れやかな「笑顔😊」で今を迎えていることと思います。

これまで15年の人生のうち、約2年間が新型コロナウイルスの渦中、

「やりたいことができない」

不自由さはとても苦しかったかと思います。

逆に僕はこの1年半、(もちろん新コロ拡大防止は気をつけましたが)自分の思うように、わりと自由に動いてみました。

これができた違いは「大人」と「子ども」という立場の違いだったと思います。

みなさんは今日、中学を卒業したばかりですが、18歳成人となる3年後には、今の僕と同じ「大人」の立場を手に入れ、もっと自分の思うように行動できるようになります。

来たるべきその日のために、中学校2年生時の皆さんに伝えたかったことは、

『自分の人生、自分で決めていくんだよ』

ということ。

他の市内中学校と比べて、わりとやりたいことをさせてもらえる校風の中で、皆さんは

『自分(達)で決める』

の練習ができたのではないでしょうか?

そしてもう一つの「大人」と「子ども」の違い…

それはいつも「大人有利」とは限りません。

「大人」の僕は今からプロ野球選手にはなれません。プロサッカー選手にもなれません。他にも、「年齢制限」のある仕事には就けません。可能性は「0%」です。

でもまだ、「子ども」の期間が残っている皆さんは可能性は「0%」ではない。

この「0」じゃないという意味は数字以上にとっても大きい。とてもうらやましく思います。

みなさんはまさに今、中学から高校への1つの大きな『自分で決める』をしたところ。これは、今まで1番の決断だったと思います。

そしてこの先は『自分で決める』の連続です。

この先数十年にわたる人生。

『これが正解』

といえる答えはありません。

みなさんが、きぼうに満ちた自分の未来を思い描き、自分の意志で、自分の足で歩んでいかれる事を心より願っています。

あらためて卒業おめでとう😊。

また、どこかでお会いしましょう。