みなさんお元気ですか?竹中Tです。今回の記事はちょっとだけ特定の人たち向けが強くなります。なので、

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ごめんなさい。

さて、僕のブログをよく見てくださっている方はご存じかもしれませんが、「太陽」(逆光)の写真をよく載せています。

実はそれと同じくらい、「月」の写真もよく載せています。

なんなら、今年の自宅のカレンダーは「月齢カレンダー」だったりもします。

人にお見せするので満月の写真を撮ることが多いのですが、三日月の写真も撮ったりしていますね。

今回はそんな月のお話から。

平成30年度、竹中Tと一緒に過ごした学年の皆さん。お元気ですか?僕の方はぼちぼちなんとかやっています。

早いもので、皆さんはあと数ヶ月で人生の転機を迎えますね。あなたは就職するのかな?進学かな?県内に残るのかな?他県あるいは外国に行く人もいるかもね。どんな生き方をしているのだろう?

もしかしたら新コロの影響で青春時代を抑圧されて、つらかったという人もいるかもしれません。

仮に、あなたの心を月に例えたとして、今のあなたの心はまんまるですか?それともちょっと欠けていますか?

ちょっとここで3年前に時間を戻しましょう…

学年全員が歌った「Gifts」という歌を覚えていますか?

あの時はいろいろなめぐりあわせで両クラスとも課題曲、自由曲が同じという事態になりました。

当時、実は様々な議論がありまして、「違う曲にするべきだ」なんて話もあったのですが、最終的には

「『自由』曲なのに制約するのはしたくない」、「生徒の思いを尊重したい」ということで押し通したんですよ。

竹中の考えには続きがありまして、校内コンクールで一応順位は決めるけど、「市の生徒発表会には2クラス合同で行けばいい」って思っていたんです。

実際、申し出はしましたが、学年の人数の関係で残念ながら竹中の野望は達成できませんでした。力不足でゴメンナサイ。

さて、その「Gifts」。僕は今でもよく聞いています。僕自身も決して強い人間じゃないので、自分の心が曇ったりするときの前向きスイッチにしています。

ところで…

…世間では先日から高校生や大学生が「進路」に悩んで大きな問題を起こす件が続いていますね…

「共通テストの数学の平均点が~」なんてニュースもありましたし、ひょっとしたらうまくいかなくて、自分の未来がすべて閉じてしまうような思いに陥ることもあるかもしれませんね。

思い悩んでいるまさに真っ最中は、なかなか冷静になれない時もあるのが人間。

自分のために言ってくれている他の人のアドバイスも、心に入ってこない時もあります。

人生、そんなこともあるだろうと思って、みなさんが中学校を卒業する時に前もって伝えたメッセージが、

であり、

なんです。

今回はちょっと道に迷いそうな時のために具体的な例を挙げて考えてみましょう。

例えば、あなたが石川から北海道に行くとしたとします。

飛行機で行く予定が何らかの事情で飛行機で行けなくなった。

とても困ったことですが、それだけで北海道行きの道が絶たれるわけではありません。

電車で行く、船で行く、一部フェリー(船)も使う事になりますが車で行くこともできるわけです。歩いていく猛者もいるかも!?

要は目的地にたどり着く方法はいくらでもあるということです。

たしかに「最短時間でいく」ことはできないかもしれませんが「回り道すること」にも意味があったりすることもあります。

これを「目的地」から「目標」に置き換えてみましょう。自分の将来の目標にたどりつくルートはきっと一つではありません。

今からする話は実際の僕の教え子の一人で、皆さんの大先輩にあたる人のお話です。

これまで僕が担任した生徒の中で

『一番自分を変えることができた彼』

は結果的に大阪大学工学部(理工学部?学部は間違っているかも?)を卒業しています。

中学卒業後、いわゆる進学校と呼ばれる普通高校経由で入学するのが、世の中で言われる大阪大学への一般的なルートです。

先ほど紹介した『彼』は中3の夏まで地元の工業高校への進学を希望していました。成績も平均程度。それが突然、夏休み前後に地元で一番の進学校に行きたいと言い始めました。

本気に火が付いた彼は卒業までの半年間で、5教科で200点近く成績を上げました。あれよあれよという間に成長する姿に、見ているこちらもビックリです。

ですが、結局彼は地元一の進学校には行きませんでした。行けるだけの実力を手に入れたにもかかわらずです。

彼は学びの途中に勉強の楽しさに目覚めたのかもしれません。特に理系教科に興味を持ったのか、途中で進路を地元一の進学校から工業高等専門学校に変えました。そして見事に合格します。

その後工業高等専門学校で5年間学んだあと、大阪大学に3年次編入します。

世の中で一般的に言われているルートだけではないということですね。

彼とは別のケースですが、一旦別大学に入学した後編入(3年次かな?)する方法や、別大学を卒業した後に大学院に入学する方法もありますね。

一般的な理系学部だったら、卒業大学と違う大学院を受けることもごく当たり前に行われています。

話を戻します。彼のように

『目標が変わることは普通にある』

そして、

『あなたの未来へ続く道はいくつもある』

という事が今のあなた達に伝えたい事です。

あくまで個人的な予想になりますけど、この先全ての職種とはいいませんが、ほぼ間違いなく現状の終身雇用制は無くなっていくと思います。それが遅いか早いかの予測はつきませんが、

『その時その時、置かれた状況で目標を設定しなおす』

ということはきっと何度もあると思います。そして、それがあたりまえの世の中になっていくかもしれません。

その過程では間違いなく苦しいことも楽しいこともあります。

そこで「楽しい」だけを求めると「楽しくない」ことが起こった時に不快になったり焦ったりもする。

何が起きても

『そんなこともあるもんだ』

ぐらいで思えるといいですね。

幸せは自分で探して見つけるもの。

幸せのまわりには邪魔ものや雑音となるもの、またはいろいろな誘惑があったりします。

また、時々自分が幸せかどうかを他人と比べたくなる時もあるかもしれません。ですが、

『「自分にとって」の幸せ』

を探して、見つけていけるといいですね。

ふう…しゃべった…

みんながお酒飲めるようになるまであと2年…もうちょっとか。

『今が 過去が 未来があるから』

『明日があるから』

とりあえず僕は、今よりも大人になったみなさんと再会することを自分の大きな励みにして頑張ってみますね。

『あなたがあなたでありますように〜』