目指すは洞爺湖 金比羅山の有くん火口

おはようございます😊昨日はよく寝れましたか?

僕はご覧のとおり家で寝ている時とほぼ同じコンディションなのでぐっすり。枕まで同じだからね。

(ハンモック+長枕+毛布を装備)

今日は「道の駅あぷた」からスタート!ここの営業開始は9時。

今は6時30分ぐらいなので、営業開始を待たずに出発します。ごめんなさい。

朝イチ目指したのはこちら!

「洞爺湖万世閣ホテル レイクサイドテラス」

ここの日帰り入浴は朝7時からなんですよ。行ってきます!

この時間帯、男湯は8階にある星の湯。時間帯によって地下一階の月の湯と男女入れ替わります。

(シャンプーバーなるものが!)

シャンプーバー!?選ぶ楽しさがあります。宿泊時にはお風呂のたびに使い分けるのもいいかも?

あ、写真はここまでで。脱衣場や浴場は撮影不可ですね。イメージだけお伝えすると…

(お風呂と湖面が一体化するイメージですね)

8階の露天風呂から、すぐ横に上の写真の湖面があるイメージ。4つ前の写真とあわせてイメージ補完してください。

湖は海と違い基本的に水面がおだやか。ゆったりとした雰囲気の中で、湖の中に浸っているような錯覚を感じました。

温泉好きも大満足😊

お風呂から出たあとはホテル横の湖畔を散策。

心配していた天気もなんとか持ちこたえていますね。風が気持ちいい。

(左上に支笏洞爺国立公園の文字が!)

洞爺湖は以前まとめた支笏湖と同じ「カルデラ湖」。しかも、『支笏洞爺国立公園』となっています。洞爺湖と支笏湖の間にある有珠山や昭和新山などのこの辺一体の地域が火山帯なんですね。

(たずねる千歳市②「支笏湖」の記事はこちらの画像をクリック✩)
(昨日なら乗れたのに!)

洞爺湖の中ほどにある「中島」への遊覧船は残念ながら運休(土日は運行)。中島にも見たいところがあったのですが残念ながら今回は見送り。ここでも新型コロナ…ですか…。まぁ、しゃーない。

(ラベンダーのいいにおいがします)
(湖畔の小径を行くと…)
(壮瞥町のフィールドサインが!)

しばらく散策を楽しんでいたら隣の壮瞥町との街境が!越えようかなー、どうしようかなーと思ったけど、壮瞥町以西についてはまた後日、出直しましょう。

では、一旦洞爺湖を離れ、お勉強に行きます。

(洞爺湖ビジターセンター 火山科学館)

「洞爺湖ビジターセンター 火山科学館」に来ました。

(資料がたくさん!)

館内には有珠山をはじめとした火山に関する資料が一杯!写真もたくさんあるので詳しくは別にまとめるので、ここではさらっと紹介。

(ついこの前「ハザードマップ」を記事にしましたね)
(うん。この前の説明まちがってない😊)
(この地域では火山災害を想定してあります)
(ここからは有料ゾーン)

「有珠山−ウソをつかない山」…この言葉を科学館中で何度も目にします。

前ぶれなく噴火するのではなく、前兆と考えられる現象が必ず見られる…そこが「ウソをつかない」と言われるゆえんなんでしょう。

北大を中心とした研究機関が継続的に監視、分析し、蓄積された情報を活用して噴火の予測や防災計画を行っているようです。

(噴火の被害にあった車←実物)
(これは写真資料ですね)
(当時の噴火の様子)
(3つのスクリーンの連動)

3つのプロジェクター+スクリーンと地響きを思わせる音響が噴火の様子をリアルに再現しています。

(このアイディア…使えるなぁ(余談))
(この視点も大事にしてありますね。)

ここの資料を見て感じたことは

「火山はこんなに危険なんですよ」

だけでまとめてないこと。

もちろん災害予測や防災対策は大事だし、命を守ることが一番だけど、そもそも火山由来のカルデラ湖である観光資源としての洞爺湖、そして火山地帯の副産物である温泉を活用することで、ここに住んでいる人達の未来を前向きに考えているように感じました。

(この資料は無料で見れます)

料金の発生しないビジターセンターの方にもたくさんの資料があります。

(写真だとかわいいのだが…)

コチラだけでも見る価値十分!でもせっかく来たら火山科学館も見て欲しい!そんな思いでとりあえず次へ。

(※ビジターセンター、火山科学館についての詳細はまた別の記事にまとめます)

火山科学館を出ると…まだ晴れてる!よっしゃ!西山山麓火口散策路行ったろ!

と近くまで車を走らせると「金比羅山展望台」との看板が!行くよね?

(金比羅山展望台からみた洞爺湖)

いいよね😊シロウト写真では観光地に「洞爺湖」とかって看板があるとありがたいね。

(展望台から見た金比羅火口)

このあたりは噴火口跡がたくさんある「火口帯」。見えるのは「有珠山」の名前にちなんだ「有(ゆう)くん火口」。火口だけどもう活動が終息しているので、プチ・カルデラ湖になっていますね。

(温泉街のすぐ裏が火山ってことがよくわかる!)

よし!じゃあ改めて西山山麓火口散策路へGO!と、思いきや…

(雨が降るという…)

完全に行動計画間違えました。先に散策路に行っておけばよかった!

どうするか…普段なら迷わず行くのですが、今回は自分の知らない山道なので…

(リスク回避で 火山資料展示室)

リスク回避で、西山山麓火口散策路の北口付近にある「洞爺湖町 火山資料展示室」へ。

(ここで一番感激したのがコレ!↓)
(中学理科で言う「柱状図」ですよ。)

このあたりの地層の重なりが資料として残されています。これはスゴイ。

(このあたりの加工帯のでき方)
(写真の説明文に味があります)

あくまで予想ですが、先程の火山科学館以前の資料や、そこに収まりきらなかったものがこちらに展示されているのではないでしょうか?ちなみにこちらは入館無料です。

一通り資料室内を見ると…雨が上がっています。素晴らしい。では散策路に行きましょう!

(片道約1.5kmですね)
(散策は無料ですが、施設管理のための寄付を募っています)
(水に沈み沼となった国道)
(土地の隆起で登り坂になった元・下り坂)
(折れた電柱)
(つぶれた建物)
(噴石の影響を受けた洞爺湖幼稚園)
(西山山麓火口散策路南口で折り返します)

距離的には1.5kmほどでも、写真を撮りながら、思いを馳せながら歩くと30分以上かかりました。個人的には洞爺湖幼稚園が心に残っています。

(クーちゃんとリング)

往復して戻ってきたら…あらあらかわいいネコちゃん。こちらについては、であう④の記事で。

であう④(クーちゃんとリングと…)の記事についてはこの画像をクリック☆

クーちゃんとリングの飼い主さんから「金比羅山展望台登った?実は歩いて有ちゃん火口のすぐそばまで行けるのよ」との情報をキャッチ!

「さっきから霧雨続いているんだよなぁ…んでも行かないと後から後悔するかもな」と、いうことで行くことにしました!

…この時の判断があんなことにつながるとは…

(見にくいですが、案内図になっています)
(ここはユネスコ認定の洞爺湖有珠山ジオパーク)

行ってみるとさっきの火山科学館のすぐ裏でした。では行きましょう!

火山噴出物や熱泥流の被害にあった桜ヶ丘団地がそのまま残っています…

(割れたコンクリート壁)
(熱泥流によって流された橋)

当時の様子がそのまま残されています…

(雨が続いています…)

雨が続いているため他の見学者は無し…一人で山道は怖いのですが…

1つ目の目的地、珠(たま)ちゃん火口。火口って言うから赤い溶岩を想像してしまいますが、すでに噴火活動は終息済み。火口付近を覆う緑がかえって自然の回復力を感じさせます。

(真ん中辺にちらっと見える珠(たま)ちゃん火口)

珠ちゃん火口を越え、有くん火口を目指します。相変わらず雨はやみません。

(有くん火口直前の案内看板)

ふう…いよいよか

(あと3メートル!)
(降り続く雨の雨音が静寂さを際立たせます)

到着。まわりの緑よりもひときわ濃い緑色の湖面が印象的です。洞爺湖自体と比較すると決して大きくないカルデラですが、僕の心には大きく残ります。

見に来てよかった😊

そしてこのあと道に迷うことになるのです…

(だって矢印右ってなっているよね。信じたのさ。)

いや?正確には違う降り口に向かってしまっただけですが。

(草ぼうぼうでさ…)

その後、スマホの電池も無くなりそうになり、とっても不安でした。(スマホのカメラが起動できないレベル)

…約1時間後…とりあえず、最初の登り口まで戻りました。車が置いてあるので別の登り口じゃダメだったんです。ふぅ…。

普通に行くと1時間ぐらいかかるところを、2時間以上一人でさまよいましたとさ。とりあえず無事に戻れてよかった😊

(洞爺湖を別目線から)

さあ、とりあえず今日予定していたフィールドワークは終了!洞爺湖にもさようならしますかね。帰りましょう。

(帰り道 雲がかかった有珠山です)

洞爺湖に向かう道(往路)では時間がなくてスルーした伊達市にある道の駅伊達市観光物産館で休憩。

(道の駅 「伊達市観光物産館」)
(正面に大手門?お城?あれ?伊達ってもしかして?)
道の駅に併設した「だて歴史文化ミュージアム」
(よし!行ってみよう!って!?)
(この人は学習能力が無いのだろうか…)

ぐぬぬ…時間切れですと!?まあ、ちょっと休憩のつもりで寄っただけだからしゃーないか。

伊達市のヒミツはパンフレットでご紹介。

(道の駅で入手しました)

『伊達にふたつの大きな歴史の流れあり』

バチーンと伝わるキャッチフレーズ!

(北黄金貝塚は縄文差時代の史跡)

北海道では地名などの至るところにアイヌ文化が残っていますが、北海道の縄文人から近世アイヌ人までの人骨を調べると、ほとんど特徴を変えずに受け継いでいるのだそう。

(そこに流れ込む伊達氏の武家文化)

伊達市の由来は伊達氏。あの宮城県仙台の伊達氏です。伊達家が武家文化を当地にもたらしたとのことらしいです。

(ルーツを探ると見えてくる)

北海道の地名は独特なものが多いと感じていましたが(河川名などもそうですね)「伊達市」が異彩を放っていると感じた理由がわかりました。勉強になるなぁ。

(勉強したらお腹が減りました)

というわけで道の駅。道の駅の買い食いって楽しいよね。

(このお店に目を引かれる)

「ハンサム食堂」(笑)。伊達=オシャレから来てるんでしょう。僕にピッタリのお店(僕=ハンサム)。

(このハンサム、力抜けるわ)

買ったのは「ハンサム焼き」あんこ、カスタード味。

(焼いてもハンサム)

ハンサムを食べるのはちょっと躊躇しましたが、パクっ!←躊躇してない。

だいたいイメージ通りの味ですが、顔がにやけてしまうのはなぜだろう(笑)。

さて、エネルギーも補給し、僕の顔も2%ぐらいハンサムになったので帰ります。ここからだと残り2時間くらいでしょうか?運転には気をつけて行きますね。ではまた。