たずねる新冠町その⑥は「判官館」森林公園。
何て読むと思う?
正解は「はんがんだて」と読みます。
「判官びいき」の時は「ほうがん」と読みますね。
この「判官」。歴史上のある人にまつわる言葉なんですよ。誰だかわかるかな?
それが誰なのかはとりあえず後回しにして、森林公園を散策しましょう。
まずは入り口にある受付。この受付はキャンプ場などの有料施設の受付なので、散策などの場合はそのまま(受付無しで)通ってOKです。
そもそも冬期間の今は受付が閉まっていました。
竹中Tといえばテニスコート。現在はご覧の通り雪に覆われていました。春にまた来よう。
公園内は遊歩道が整備されているのですが、雪で埋もれています。常連さんは道を知ってるから歩いた跡が残るんだね。
こちらは森の住民の足跡。いたるところに足跡があるね。
春になったらお弁当持って来たい。芝生でゴロゴロもいいなぁ。
大きな盛り土の滑り台。
思ったよりも急勾配。大丈夫か?これ。
上からの眺めがまた良し!
突如現れた建造物…
なんだこりゃ?工事関係?でもなさそう…立入禁止とか無いしなぁ…
ああ!そういう事ね。これも遊具。秘密基地っぽくていいね。
公園の中程。道路を下っていくと…
新冠町の港町、「節婦」の方に続く道です。
今日は天気もいいので、散歩にはピッタリ!とはいいながら、気温はマイナス3℃だって(笑)。
ああ。下るのは楽だったのに、登るのか…
ここから先はもっと林の中を通ります。
こんな感じ。雪で道が見えないところもある。道なき道を歩いている感いっぱい。
目指すはは右手の「判官岬」。
ここはちょうど谷になっているので、水が溜まりやすいのでしょう。湿性植物の群生地だそうです。また来よう。
夏場は左右が湿原か沼みたいになるんだろうね。渡し板の上を進みます。
こんな幅。夏場はなんともないだろうけど、雪や氷が張っている今はちょっとこわい。
判官岬は左と…
到着!さて、判官岬とは!?
絶景ーーーーーー!
絶壁ーーーーーー!
新冠八景の1つ「判官館(判官岬)」海抜80mの断崖絶壁。
そして「判官」とは、「源九郎判官義経(源義経)」のこと。奥州平泉から逃れた義経がこの地にたどり着き、自らの名にちなんでこの岩山を「判官館」と名付けたそうです。
義経はこの急斜面も馬で駆け登ったと言われています。
木がまっすぐそだっていないのは風の影響でしょうかね?
「判官館の由来」。義経伝説は日本各地にありますね。それだけ当時の(悲運の)ヒーローの要素が揃っていたのでしょうね。
休憩のあずま屋からは…
ご覧の景色。スバラシイ!
新冠の町が一望できます。
ちょっと左へ角度を変えました。真ん中あたりに見えるのが何度か紹介した日高本線(運休中)の線路ですね。
ピポクの伝説?
ここに住む黒いキツネが人々を救った伝説のようです。
さて、散策をつづけます。
これまた急な階段。海抜80mを一気に下っています。
一番下まで来ました。ここは…
わかりますか?最近のランニングコースにある橋の対岸なんですよ。
そろそろ戻ろうかとしたところ…
熊にこちらの存在をアピールして出会わないようにするのがいいみたい。
歌とか歌っていくといいね。
「♫ある〜ひ もりのな〜か〜」
🙅一番歌っちゃダメな歌やろ!
急な階段を降りたということは当然…登りもある…と。
林の中の遊歩道を抜けました!ほっと一安心。熊には出会わなくてよかったけど、他の動物を見るかと思ったのだが…ちょっと拍子抜け。
こういう遊具も見なくなってきましたね。「安全」至上主義なんでしょうかね?
と、いうわけで、スタート地点に戻って来ました。距離はそんなに長く無いけど、アップダウンが激しいので結構な運動量。
写真を撮りながら歩いたので時間は1時間半ぐらいですかね。
運動になったのはもちろんよかったけど、それとは別に発見もあってよかった。
石川で「源義経」といえば「小松 安宅の関」!
こんなところでも繋がっているとはー!ビックリだったね😊