昨日、こちらに来て初めてお通夜に参列しました。(新型コロナウィルス感染拡大防止のため、密を避け、お焼香のみ。)今日の告別式も参列は叶わず。仕方ないですね。
竹中Tが、「畜産をするために北海道に行こう!」と思うきっかけを作ってくださった方が先日亡くなりました。
大病を患っていたことは知っていました。でも、先週職場にいらっしゃった時は、目に力強さもあり、必ず復帰して下さる。そして、いろんなことを教えて下さると信じていました。
結局。直接お会いできたのはその一回のみ。石川とは遠く離れた北海道の地で、20年以上にわたり、牛の育成に情熱を傾け続けた、僕と同じ年に生まれた(同い年)青年がこの世を去りました。
一度しかお会いしていないのに?
僕は彼の生き方に魅力を感じ、引き寄せられるように北海道に来ました。
唯一お会いできた日。牧野スタッフにこう伝えて下さったのが、僕にとって最初で最後のメッセージになりました。
- 地域の農家さんを大切にして下さい。
- 牧野メンバーで助け合って下さい。
この2つが特に心に残っています。
竹中Tは数年前から自分の生き方を考えています。
「また、難しいことを考えている」と言われるかもしれませんが、ある道徳の授業の題材をきっかけに「自分の命をどう使うか」=「使命」を考えるようになりました。
自分に与えられた「命」。
「大切にしまっておく」のではなく「どう使うか」。
これが今の僕のテーマです。教員退職からの現在の活動もその流れの中の1つだと思っています。
「人を育てる」と「牛を育てる」。決して同系列では考えるべきではないし、考えてはいけないと思います。ですが、それぞれ違った道で魂を込めてきたことに対しては心から敬意を払いたいと思います。
今日はこれまで彼も見てきたであろう景色を紹介して、御冥福をお祈りしたいと思います。今までお疲れ様でした。そしてありがとうございました。