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(10月14日)
(10月10日)

※竹中は出勤したら必ず定点で写真を撮っています。

休み明け、職場に行くとこの前までとってもキレイだった紅葉が散っていました。向こう側が透けて見えるようになってました。昨日の雨が葉を落としたみたいです。一気に冬に向かってますね。

牧野では、一般農家さんから夏の間お預かりしていた牛たちを一旦お返しし、冬支度をしています。

今日は「町有牛(新冠町で出産から出荷まで管理している牛)」を牛舎に連れてきました。竹中もこの1ヶ月半で、引き手を引いて牛を連れて来れるようになりました。ちょっとは成長したかな?(まだまだ暴れる牛は他の人に助けてもらうけどね)。

町有牛がいた畑(はたけとよびますが、放牧地のこと)から見た景色。

(向こうには日高山脈。やっぱスケール違うわ。)

目の前に広がる日高山脈、背中には夕日、そして色とりどりの木々…

本当にあなたに見てほしい景色です。

カレンダー的には祝日の今日。1つの命をつなぐことにみんなで知恵と力を出し合いました。

約3週間の早産…。予想外の場所、予想外のタイミングでの出産…。異変に気づいた職員が低体温で弱っている子牛を抱えてきました。

生きるか死ぬかわからない状況。保護された時にはすでにカラスに襲われ、くちばしでつつかれたキズもたくさんありました。

スタッフみんなであたたかいお湯につけ体をマッサージ。「大丈夫やぞー。元気になるぞー。」言葉なんて通じるはずないのについつい声が出ます。

獣医さんに点滴を打ってもらい、交代で様子を見守ります。元気になれよー。

他のお仕事もあるので、他の人におまかせしてその場を離れます。とっても心配…

仕事を終え戻って来ると、「生きるか死ぬか」の状況だった子が、立ち上がろうとしています。立ち上がろうとして→こてん。立ち上がろうとして→コテン。朝、死にかけていた子が何度も立ち上がろうとしている姿に心が動きます。

「がんばれ!」

ついつい応援したくなります。

結局、今日は立つ姿を見ることはできませんでした。でもいいんです。だってホントならまだ母親の胎内にいたはずの時間。ゆっくり休んでまた挑戦!

この子が無事に育つのか。それはまだわかりません。でも、スタッフは生かすために何ができるかだけを考えています。

改めて「いのち」を扱う仕事の貴さを考えさせられました。

→以前には「救えなかったいのち」の記事も書きました

https://takenakat-yattemiyoblog.com/2020/10/27/情(10月27日)/

よろしかったらどうぞご覧下さい。